前々から気になっていたコンポスト。
家庭菜園を始めたきっかけに、ベランダで始めてみました。
「虫とか湧かないの?」、「匂いはどうなの?」、「めんどくさそう」「お金はかけたくない」
コンポストに興味がある方はこのような疑問や考えがあるのではないでしょうか。

ベランダでのコンポストの様子と、
素人の僕が感じたことを率直に記事にしています。
ご参考程度に目を通してもらえれば幸いです。
2025年6月18日現在、分解がやっと進行し始めて経過観察中です。
進捗状況は随時アップしていきます。
前提事項
今回の米ぬかコンポストの前提事項は次のとおりです。
- ぼくは家庭菜園始めて2ヶ月の初心者
- 米ぬかコンポストの方法をネットで調査し、自分なりに創意工夫し挑戦
- 賃貸の西向きベランダで実施
- 5月ごろに開始
使用した資材
使用した資材は以下の通りです。
総額1000円程度と費用はあまりかかりませんでした。
- 土
- 培養土 2L
- 畑でもらった古い土 2L
- コンポスト容器 (ダイソーで購入)
- 土のう袋
2枚 - チャック付き収納BOX
[38×26×24cm](途中から容器を変更)
- 土のう袋
- 米ぬか 5L程度 (コイン精米機で無料でGet)
- スコップ
- 作業用手袋
街中にあるコイン精米機で、無料で米ぬかを持ち帰ることができました。
持ち帰り不可の場所もあるので、事前に調査は必要です。
コンポストに投入した生ゴミ
コンポストに投入した生ゴミは以下の通りです。
- 野菜類(へた、皮、茎)
- 卵のから
- コーヒーかす
動物由来のものや、すでに異臭のある生ゴミは投入していません。
これらを入れると虫が湧く可能性が高いためです。
野菜類は包丁で小さく切ってからコンポストに投入しました。
細かいほど分解されやすいですが、地味にめんどくさいのでざく切りです。
コンポストの準備
実際に行ったコンポストの手順です。
- 土嚢袋を2枚重ねる。
- 培養土 2L と米ぬか 0.5L を土嚢袋の中に入れ、かき混ぜる。
- 生ごみ300gくらいを投入し、同時に一握りの米ぬかも入れる。
- 土嚢袋をふり、良くかき混ぜる。
- 雨を防げる風通しの良い場所で放置。
- 最低1日1回は土嚢袋をしっかりとふり、内容物を混ぜる。
- 生ごみが溜まってきたら、手順③に戻る。


生ごみはすぐ投入するのではなく、少し乾燥させたものを投入していきました。
最低でも1日1回はかき混ぜて、酸素不足にならないようケアしました。
「分解」進まず、「目抜け」が気になる
コンポストを開始して3週間ほど経過したものの、分解している気配がありません。
上手くいけば白色の菌が出てくるはずなのですが、見当たりません。
また土の温度は少し高くなった程度で、温度変化が少ないです(分解が進めば40〜50℃になる)。
そのほか、土嚢袋は通気性は良いのですが、二重に重ねても土や米ぬかが目抜けしてしまいます。
ベランダが汚れるだけでなく、米ぬか(粒径850μmくらい)が、割と抜けていき勿体無いです。
しかも土嚢袋を振る際、微粉が舞い、吸い込んでる気がして嫌な気分になります。
この段階では、虫はほとんど見られず、腐敗臭もありませんでした。
「分解遅延」と「目抜け」の改善
これまでの経過を見て、
① 分解が進まないこと、② 目抜けすること、の2点を改善していくことにしました。
ネットで情報収集して原因と対策を考え実行していきます。
① 分解が進まない
原因:水分量が少ないため。
水分率が50~60%程度は必要とのこと。土を握るとだんご状に固まるが、水は漏れ出ない程度。
対策:水を適量混ぜ込む。
デメリット:水を入れすぎると腐敗も進みやすくなり、虫が湧く可能性あり。
② 土や米ぬかが目抜けする
原因:土嚢袋の空隙よりも土や米ぬかの粒径の方が小さいため。
対策:目抜けしない容器に切り替え。
デメリット:通気性悪い。




今回土嚢袋から切り替えた容器は、ダイソーで購入した収納BOXです。
本体はポリエステル、綿、レーヨンから成り、内側はポリプロピレン、ポリエチレンでコーティングされています。
通気性はほぼないため土嚢袋の時よりも、しっかりスコップで混ぜ合わせていきます(最低1日1回)。
またチャック付きなので雨風や虫の混入を防げます。
晴天の日はチャックをやや開封して空気が入るようにしました。
そのほか、生ゴミに対する土の割合が減少してきているため、
畑からもらった古い土を 2L 追加しました(土の量:合計 4L)。
今回の改善に伴い、水を加える手順を加えました。
- 生ごみ300gくらいを投入し、同時に一握りの米ぬかも入れる。
- 土団子が作れる程度に水を添加する。
- スコップで良くかき混ぜる。
- 雨を防げる風通しの良い場所で放置。
- 最低1日1回は内容物を良くかき混ぜる。
- 生ごみが溜まってきたら、手順③に戻る。
*容器は土嚢袋→チャック付き収納BOXに変更
「分解」の進行が示唆され、「目抜け」も見られずいい感じに!
水分率のケアを行った翌日の朝、菌(糸状菌か放線菌)の存在がはっきり確認できました。
また土の温度もかなり高くなっており、明らかに分解が進行しています。





水分率が違うだけで、こんな顕著に分解が進むなんてびっくり!!
一方、これまでほとんどいなかったコバエが数匹飛んでいました。
懸念していた通り、分解に伴い虫が寄ってくるのは防げないのかもしれません。
ただ、数匹いる程度なので、個人的にはそこまで気にならないレベルです。
臭いに関しては腐敗臭はありません。
ただ野菜を放置した際に感じる、独特な匂いはします。
コンポスト容器を変えたおかげで、目抜けゼロです。
ベランダが汚れず、土と米ぬかのロスも無くなりました。
通気性が悪いので、しっかりと混ぜる手間はありますが、それでも目抜けしない方が嬉しいです。
引き続き追記していきます。
いい感じでコンポストのコツを掴んできました。
なんでもそうですが、失敗しながら修正して進めていくことで、色々な学びに繋がりますね。
分解にはまだまだ時間がかかりそうですが、引き続き継続していきます。
進捗も随時アップしていきます。
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